例えば、乗り物に乗っている時に、異常を知らせる警告ランプがついたとします。そんな時は、異常の原因を調べてそれを治さないと安心して乗っていられませんよね?
ランプがチカチカして目障りだからといって、そのランプの球を引き抜いて、「さあ、もうランプはつきませんから安心して下さい!」と言われて安心できる人はいるでしょうか。
人間でいうと、痛みがあるというのは、何か異常がありますよ、というお知らせです。乗り物でいうと警告ランプのようなものです。痛いのはつらいですが有難いサインなんです。
痛みがあるということは、必ずその原因が存在します。ですから、その原因を正すことにより、結果である痛みも楽になっていくのです。
せっかく異常をお知らせしてくれているのに、原因を正さずに症状だけ取るのは、知らないまま故障した乗り物に乗っているようなものではないでしょうか。いつ大事故が起こるとも限りません。