治すのは自分自身の力です!

つらい症状がある場合、何かをして治してもらおう、と考えることに疑問をもたれないかも知れません。

でも、本来、人間は自分で自分のことを治す力を兼ね備えています。
包丁で指を切ってしまったり、転んで擦りむいた傷も自然に治ります。
風邪をひいたら熱を出してウイルスと戦ってくれたり、腐った物を食べたら下痢をして出してくれたり・・・
そんなすごいことを頼まなくても自動的にやってくれています。
もちろん、後から請求書が来るなんてこともありません。笑

ですが、その流れが妨げられてしまったら、そんな素晴らしい力を発揮させることが出来ず、いろいろな不調が起きると考えられます。

例えば、庭にホースで水を撒くとき、水道の蛇口をひねるとホースの先から水が出てきますよね。
でも、途中でホースがねじれてしまったり、ゴミがつまってしまうと、ホースの先から水は出てこなくなってしまいます。
そんな時は、水が出なくなった原因であるホースのねじれや、つまったゴミを取り除いてあげればまた元のように流れるようになります。
水が出ないからといって、外から水を注いでも根本的な解決にはなりませんね。

おつらい症状があるということは、ホースが捻じれた状態、つまり本当のご自身ではないと考えられます。
本来は勢いよく水の流れた状態だったはずなんです。
その力は本来持っているのですから、流れをせき止めている原因をとってあげればいいだけです。
そうすれば、流れたがっていたご自身の力がバンバン流れ出し、本来の力を発揮する、というわけです。
そうなれば、あとは自分の力におまかせすればいいだけです。

施術する私は、本来のご自身の力を取り戻すよう、捻れたホースを戻すためのお手伝いをするだけです。
あくまでも、治すのはご自身の力なのです。

ただし、それで全て解決しないこともあると思います。
例えば、ホースにあまりにも大きな穴が開いていたり、ちぎれてしまったりしているような場合は、外側から修理しなくてはなりませんね。
そういう場合は病院で手術が必要になるケースもあると思います。

2016年5月16日 | カテゴリー : 原因療法 | 投稿者 : hirai_root