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衣食住の「住」について① 睡眠中の環境|長津田むつう整体院

「衣食住」は、最も身近に影響を受けやすい「環境」です。
この記事では、「住」( 睡眠 中の環境 )について書かせていただきたいと思います。

「住」①~ 睡眠 中の環境

睡眠中、身体は治癒・回復・健康の維持といった働きをもっとも活発に行います。
これをできるだけ邪魔しないことが、毎日を快適に過ごし、未病を防ぐために大切なことは言うまでもないと思います。
そのために、特に気をつけていただきたいことを以下にあげたいと思います。

これらについて順に説明します。

■寝間着

睡眠中は、できるだけ身体を自由にしてあげたいものです。
寝間着に関して意識していただきたいのは①素材締めつけです。

こうした衣服については、別の記事で詳しく説明しておりますので、こちらをご覧ください。

寝ているときは身体が一日の疲れを解消して回復をはかるための特に大事な時間ですので、天然素材で脱げない程度のごく締めつけの緩いものを身に着けてお休みいただくことをおすすめします。

■寝具

「寝具」については

に分けて説明いたします。

掛けるもの

 

  1. タオルケット類 : 直接肌につく寝具は天然素材(できれば植物性)のものがお勧めです。天然素材の繊維は静電気を帯びにくく、また一般にアレルギーを起こしにくいために身体を緊張させないのです。
  2. 毛布 : 化繊やウールのものは静電気を帯びやすくアレルギーを起こしやすいため、綿毛布がお勧めです。
  3. 掛布団 : 羽毛もまたアレルギーを起こしやすいようです。一番お勧めなのは綿布団、次に化繊の掛布団に植物性の布団カバーを用いたもの、最後に羽毛布団に植物性の布団カバーを用いたもの となります。

敷くもの

 

  1. 敷布団 : 素材に関しては掛布団と同様です。柔らかくて体が沈み込むものは返って背骨に負担がかかるようです。お勧めは、順に①固めの綿布団②固めの化繊布団に植物性の布団カバーを用いたもの となります。
  2. マット・マットレス : 理想の固さは『畳に固めの綿布団』です。従来の日本の生活様式はとても理にかなっていたと言います。これを参考にして、ベッド、床敷きの際の固さを調整していただければと思います。素材に関しては敷布団と同様です。
  3. シーツ類 : タオルケットと同様、身体に直接触れるものですので、天然素材(できれば植物性)のものがお勧めです。

枕は意識して選んでいらっしゃる方が多いと思いますが、お金をかけずにおひとりおひとりの身体に適した枕を使っていただける方法をお伝えしたいと思います。

結論から言えば、
①その人の体型にあった高さに調整する
②仰向けの時と横向きの時の枕を使い分ける
これだけです。

ごく普通の固めの枕とバスタオルがあれば今日から使っていただくことができます。

具体的に説明します。どなたかとお互いに見合いながら調整していただくとより作りやすいと思います。
・仰向けの時
仰向けに寝たときに、顔の平面と床が平行になるように枕の高さを調整します。
お手持ちのバスタオルを畳んで高さを微調整してください。体型によっては全く高さを必要としない方もいらっしゃいますし、あるいは枕とタオルを使って高さを作る必要がある方もいらっしゃいます。
この時、見た目に首や背中がリラックスした感じになっていればOKです。

・横向きの時
横向きに寝たときに顔の正中線と床が平行になるように、枕とタオルを重ねて高さを調整します。タオルの畳み方で微調整してください。
ここでも、全体がリラックスした印象であればバッチリです。

※首の部分にも湾曲に合わせたアーチ型になった枕をご使用の方もいらっしゃるかと思いますが、当院ではお勧めしておりません。
首のアーチ(前弯)は立ったり座ったりしているときに頭の重さを支え、下からの衝撃を緩衝するために必要があって作られているもので、寝ている間はそのアーチを緩めて休めたいのに、アーチにぴったりはまった枕をして寝ていると、首を緩めて休めることができないのです。寝ていてる間は首をフリーにして休めてあげると、首・肩・頭の疲れを解消しやすくなります。

■電気の刺激

身体を休めるとき、身の回りになるべく電化製品を置かないことをお勧めします。

電気が家庭に普及して100年足らず。

まだまだ私たちの身体は電気の刺激を軽く受け流せるほどには順応できていないようです。

しかも近年、携帯電話をはじめ無線で電波を飛ばす機器が増え続け、刺激は増す一方です。

こうした電気機器は私たちの生活と切り離せない大変便利なものですが、寝ている間くらいはそうした刺激から身体を離してあげたいものです。

  • 寝室には出来るだけ電気機器を置かない
  • 携帯電話を目覚まし時計として使わない
  • 目覚まし時計は電波時計ではないものを使う

面倒かもしれませんが、いったん環境を整えて習慣にしてしまえば、その分身体は回復しやすくなります。

 

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